親が決めた結婚相手とは別に交際相手がいて、その相手と一緒になるために駆け落ちをするといったケースや、親が交際相手との同棲や結婚をどうしても許してくれないため家を出てしまうというケースも多いものです。
こうしたケースでは、家出に発展する前に親子間での話し合いや喧嘩などがあるはずですので、原因は比較的容易にわかるかと思います。
しかし、なかなか原因がわかりにくいケースとしては、例えば、出会い系サイトなどで知り合った相手の場合、親や配偶者など周囲には気づかれないように話を進め、突然相手のもとへ行ってしまうということもあります。
このような場合、残された手がかりを慎重に調べ、原因を探っていく必要があります。
また、不倫相手と駆け落ち同然に家出をするというケースもあります。
配偶者が不倫をしているということにまったく気づかなかったということもあるでしょうが、家を出る前後の相手の様子を思い返してみると、急に態度が強気になったとか、いつもとは違う様子の変化などがあるはずです。
また、不倫に関しては、さらにさかのぼれば、急に化粧が濃くなった、帰りが遅くなった、頻繁に携帯をチェックしている、休日でもなにかしらの理由をつけてひとりでどこかに出かけることが多くなったなど、不倫の兆候がなかったかチェックしてみるべきでしょう。
さらに、家を出るまでに至るには、夫婦間にトラブルなどがあったりしますので、そうした原因を特定することも今後の家出人探しにも影響しますし、幸いにも見つかって家に戻ってきた際の再発防止にも役立ちます。
異性関係が原因の場合は、突発的に出るというケースもありますが、あらかじめ周到な準備をし出ていくというケースも多く、足取りがばれないように準備しているなど探し出すのも困難な場合もあります。
しかし、異性関係の家出人探しの場合、唯一救いなのは交際相手という行動を共にしている同行者というものが必ず存在するという点です。
同行者側の家族も同じように探していることも多く、一緒に協力して探し出すということもできますし、同行者の行方をたどっていくことにより、間接的に本人も探し出せる可能性も高まりますので、決してあきらめないことが重要です。