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通帳・所持金から動機や足取りを調べる
家出人探しにおいて、家出人の所持金の額を把握することは、その後の足取りを特定していく上で非常に重要になります。
所持金の額に余裕があれば、それだけ行動範囲も広がりますし、家出期間も長くなる傾向にあります。
反対に額が少なければ、協力者から援助してもらっていなければ、行動範囲も限られたものになりますし、所持金が底をついた後の心配もしなければなりません。
金銭が無くなるあたりに、どこか就職している可能性もあるなど、なにかと目安になるものです。
まず現金ですが、現金はいくらぐらい持って出たのか、家族と同居の場合は、こっそり親の財布から抜き出している場合もありますので、家族全員の財布等を確認する必要があります。
また、銀行や郵便局のキャッシュカードの有無や通帳の有無も確認します。
キャッシュカードが残ったままになっていれば、金銭的に余裕がないことが予想されますし、持って出て行ってあれば、預金残高があればある程度の余裕があることになります。
キャッシュカードさえあれば、出先で引き落とすことができますので、案外通帳は残したままということもよくあります。
取引先銀行は1つとは限りませんので、家に残っているすべての通帳を探します。
通帳が見つかったら、中身を見て残高を確認するとともに、銀行のATMコーナーで記帳をして最新の残高を確認します。
また、クレジットカードや消費者金融のカードなどの有無も併せて確認します。
いくら現金を持っていなくても、借り入れということができますので、それぞれのカードの限度額などを確認する必要があります。
通帳から地域を特定する
本人が銀行のキャッシュカードを持って出ていて、家には通帳があるという場合、家出先でもキャッシュカードだけで本人が口座の預金を引き落とすことができます。
このような場合、通帳は家に残っているわけですので、まずは銀行に行って最新の履歴を記帳します。
ちなみに通帳記帳の際には暗証番号は必要ありません。
すると、通帳の取引履歴に家出人が引き落とした履歴も記されている場合もあるかもしれません。
家出後に引き落としをしていることで、まずは安否の確認ができます。
そして、引き落としの欄を見てみますと、以下のような記載がされていると思います。
一見、英数字の羅列に見えますが、これらの記号から家出人がどこから引き落としたのかATMの場所がわかります。
記号の一例ですが、以下のようになっています。
ATM(***) | 同じ銀行の支店番号 |
7BK*****-**** | セブンイレブンのATM番号 |
テイケイVIEW***** | JRの駅などに設置されているATM |
これらの番号を問い合わせることにより、引き落としたATMが設置されている場所がわかります。
ATMの場所がわかれば、家出人の足取りや定住先などを特定するのに役立ち、その特定された地域を重点的に探すということもできます。
なお、記号からATMの場所を特定する際、銀行のATMの場合には、銀行に問合せれば教えてくれますが、コンビニのATM等はコンビニによっては教えてくれない場合もありますので、各コンビニに確認ください。
本人の口座に入金する
上記のように本人の口座の記帳を行い、本人が家出後もその口座から引き落としをしているということが確認でき、なおかつ残高がわずかという場合には、家族が本人の口座に小額を振り込んでみるのも一つの方法です。
甘いと思われるかもしれませんが、口座に振り込むことには、おもに2つの効果があります。
一つは、金銭に行き詰まり、自殺を考えることを防ぐことができますし、お金を求めて犯罪に走るということも防ぐことができるなど、新たなトラブルを最小限に防ぐことができます。
二つ目は、上述しましたように、引き落とした場所が特定でき、足取りを追跡できるという点です。
ただし、一度に大金を振り込んでしまいますと、ギャンブルに使ったり、さらに遠方に移動されていまいますので、大金ではなく、数日間生活できるぐらいの小額を振り込んだほうが良いでしょう。
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