身内に家出人や失踪者が出た時、まずは警察を頼りにするかと思います。
しかし、このサイトでも見てきました通り、警察も特異行方不明者以外の成人で自らの意思で家を出た人物の捜索は、民事不介入の原則からあまり積極的には動いてくれません(詳しくは⇒警察への届出)。
そうかといって、家族だけで探すにも限界があるのも事実かと思います。
そのように警察があまり動けないケースにおいて、残された家族の強い味方になってくれるのが探偵とい職業です。
ここでは、探偵に依頼するメリットにはどのようなものが考えられるのか見ていきたいと思います。
多数の人員で捜索にあたることができる
このサイトでもいろいろ見てきましたように、家出人探しにおいては、それ相応の時間と人員が必要な事がお分かり頂けたかと思います。
例えば、聞き込みにおいても本人に関係する人物一人一人に会ってじっくり話を聞いていかなければなりません。
また、本人の目撃情報が得られれば、現場に行って本人が現れるまで、場合によっては長時間張り込みをする必要もあります。
さらに本人と接触のある同行者がわかれば、その同行者を尾行し居所を突き止めるというようなこともしなければなりません。
いくら大事な家族が居なくなったからといっても、残された家族にも普段の仕事や生活があります。
捜索活動をこうした日常の仕事や生活の時間を割いて行うということもなかなか難しいかと思います。
探偵社では、多数の調査員がいますので、ある程度の人数をかけて調査を行うことができ、効率的な捜索が可能となります。
蓄積されたノウハウと独自の情報網がある
多くの人探しの依頼を請けている探偵社は、その分、さまざまなケースを扱ってきていますし、そこには蓄積されたノウハウがあります。
例えば、家出人が残していった物から行方につながる情報が得られることがありますが、どういった物に着目すれば情報が得られるのかを探偵は心得ていますので、一般素人では見逃してしまうような物からでも発見に至る糸口を見つけることができます。
これなどは、やはりいろんなケースをこなしてきたプロならではの視点ではないかと思います。
また、それぞれの探偵では独自の情報網がありますので、一般の人がなかなか得られないような情報も得られる場合もあり、こうした点も探偵を使うメリットかと思います。
全国に拠点がある
個人でやっているような探偵の場合は難しいですが、ある程度の規模のある探偵社の場合には、日本全国の主要都市に支店などの拠点を持っています。
例えば、北海道に住んでいた家出人が沖縄で目撃されたという情報が得られた場合、一般の方がすぐに現場に移動するということは難しいかと思います。
しかし、全国に拠点のある探偵社であれば、依頼を請けた拠点から電話一本で沖縄を管轄している拠点の調査員を派遣することができます。
一刻を争うようなケースでは、スピードがとても重要です。
このような迅速な動きができるのも探偵ならではないでしょうか。
いくら目撃情報があっても、人の記憶は時間とともに薄れていくものです。
探偵に依頼するのであれば、できるだけ早い方がいいかと思います。
また、自分たちで探していて行き詰ってしまったという場合にも、探偵に依頼するというのも一つの方法かと思います。
その際、やはり気になってしまうのが、探偵の料金です。
やはり、それなりの費用がかかってしまうことはある程度考慮しておいた方がいいかと思います。
しかし、依頼する際には、こちらの事情をできるだけ詳しく話し、こちらの実情に沿った人探しの料金を提示してもらうようにしましょう。